鍼灸, マッサージの分野においても幅広く応用・活用されているトリガーポイント注射. 第一線で活躍する執筆陣が, トリガーポイントの基礎から臨床における手技まで詳解した一冊.

〈主な目次〉

第1章　トリガーポイントの基礎
I. トリガーポイントとは
1. トリガーポイントの定義
2. トリガーポイントの特徴と分類
3. 関連痛の発生

II. トリガーポイントに関する基礎的研究
1. トリガーポイントの特徴
2. トリガーポイントの結合仮説とその問題点

III. トリガーポイントの形成
1. トリガーポイントの成因
2. 筋痛の慢性化とトリガーポイントの形成
3. トリガーポイント継続因子とトリガーポイントの形成
4. トリガーポイントの形成と関連痛

IV. トリガーポイントと経穴の関係
1. 対象と刺鍼部位
2. 考察とまとめ

第2章　トリガーポイント注射

I. トリガーポイント注射の奏効機序

II. 施行の実際
1. トリガーポイントの探索
2. 手技と注意点
3. 使用する針と薬液
4. 合併症

III. 適応となる代表疾患
1. 筋・筋膜性疼痛症候群
2. 線維筋通症

IV. 適応疾患別の治療部位
1. 頭部，顔面のトリガーポイント
2. 頸部・背部の痛み
3. 肩関節周囲の痛み
4. 上肢・手部 （肘部を含む） のトリガーポイント
5. 胸部、腹部のトリガーポイント
6. 腰部の痛み
7. 臀部・鼠径部の痛み
8. 下肢・足部 （膝部） の痛み

第3章　トリガーポイントを用いたその他の治療法
1. トリガーポイントを用いる鍼灸治療　
2. SSP 療法
3. マッサージ （腰痛での圧痛点に対して）
4. 腰痛に対する胸腹部の刺激点
5. その他の手技療法