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骨粗鬆症患者の骨折治療
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骨粗鬆症患者の骨折治療

[ 整形外科 ]

【編集】酒井昭典 産業医科大学整形外科教授

B 5 判 ・ 352 頁 ・ 定価 ( 本体 7,200 円+税) 2014 年 10 月 発売

ISBN: 978-4-88003-887-2

本書は,骨粗鬆症の診断,薬物治療,骨折治療,医療連携に至る幅広い視点から骨粗鬆症患者の骨折治療についての最新情報を記載.経験に基づく実際的な記載と科学的根拠(エビデンス)を集約.整形外科医やリハビリテーション科医はもとより高齢者医療に携わるすべての医療従事者にとって必携の書.

〔主な内容〕

Ⅰ 骨粗鬆症患者における骨折の背景
1.骨折の発生原因

2.骨代謝の特徴

3.骨折の治癒過程に影響を及ぼす因子

4.骨折の部位,頻度,経年的変化

5.骨折予防の有効性
1)運動療法の効果
2)転倒予防のためにできること
3)薬物療法の効果

Ⅱ 骨粗鬆症患者における骨折の治療法
1.上腕骨近位端骨折
1)臨床に役立つ骨折分類法
2)治療法の選択(最新のエビデンスに基づく)
3)治療の実際と成績
ロッキングプレートを用いた治療/髄内釘を用いた治療/弯曲鋼線髄内固定法/人工骨頭置換術/保存療法

2.橈骨遠位端骨折
1)臨床に役立つ骨折分類法
2)治療法の選択(最新のエビデンスに基づく)
3)治療の実際と成績
ロッキングプレートを用いた治療/薬物療法の効果髄内釘(MICRONAILR)を用いた治療/薬物療法の効果髄内鋼線を用いた治療
/薬物療法の効果橈骨遠位端骨折に対する創外固定-過去と現在-/薬物療法の効果保存療法

3.その他の上肢骨折
1)髄内鋼線を用いた治療(上腕骨骨幹部,前腕骨幹部,肘頭部)
2)ロッキングプレートを用いた治療(上腕骨遠位部)

4.大腿骨近位部骨折
1)治療法の選択(最新のエビデンスに基づく)
2)治療の実際と成績
人工骨頭挿入術および人工関節置換術/Compression Hip Screw による治療/Gamma Nail による治療/大腿骨頚部骨折に対する骨接合術-その適応と限界-

5.脊椎椎体骨折
1)診断のポイント:荷重位単純 X線を用いた診断法
2)治療の選択(最新のエビデンスに基づく)
3)治療の実際と成績
保存療法/リン酸カルシウム骨セメント注入充填による椎体骨折修復術(椎体形成術)/HA block を使用した経椎弓根的椎体形成術
/骨粗鬆症性椎体圧潰後の麻痺に対する脊柱短縮術

Ⅲ 治療に難渋する症例
1.認知症患者の骨折

2.超高齢者(90歳以上)の骨折

3.寝たきり患者の骨折

4.多発骨折

5.インプラント周辺骨折
1)大腿骨骨幹部骨折(THA 大腿骨ステム先端など)
2)大腿骨遠位部骨折(人工膝関節置換術(TKA)後)

6.偽関節の治療と対策

7.骨折術後感染の治療と対策

Ⅳ 骨粗鬆症患者における骨折後の回復
1.効果的なリハビリテーションと機能回復
1)上腕骨近位端骨折(骨粗鬆症を伴う症例)のリハビリテーション
2)橈骨遠位端骨折のリハビリテーションと ADL 評価
3)大腿骨近位部骨折
4)骨粗鬆症による脊椎椎体骨折が健康関連 QOL に与える影響

2.骨折後の生命予後
1)大腿骨近位部骨折

3.効果的な医療連携
1)整形外科医の立場から
2)社会的見地から

4.在宅復帰と社会復帰の現状と問題点



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