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あっという間にうまくなる神経ブロック上達術
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あっという間にうまくなる神経ブロック上達術
改訂第4版

[ ペインクリニック ]

【著】大 越 有 一 一般社団法人 神奈川県警友会けいゆう病院麻酔科 副部長
   寺 嶋 克 幸 がん研究会有明病院麻酔科 部長

B 5 判 ・ 276 頁 ・ 定価(本体 6,800 円+税) 2022 年 4 月 発売

ISBN: 978-4-88003-942-8

初版発行以来、版を重ねる毎に大好評の「あっという間にうまくなる神経ブロック上達術」改訂第4版。
今版の特徴は、これまで紹介した知識・技術が修正改変され、より効果的なブロックが登場し、マイナーチェンジや図の変更も随所に行われていることです。
初心者はなるべく早く正確に、経験者もより確実にスピーディーにを目指して神経ブロックがなるべく早く上達するよう、最新の知見を織り込みながら、重要な個所は赤字で、ポイントやノウハウは青字で記載するスタイルは踏襲して解説した、区域麻酔法の発展に役立つことを願い出版された一冊。

〔主な目次〕

本書の目指すところ/本書の使い方
これから神経ブロックを始める先生方へ
よくある手術と神経ブロックの組合せ

第1章 手術別:神経ブロックの適応

【1】頭頸部の神経ブロックと術後鎮痛
(1)頸動脈内膜剥離術(CEA)
(2)微小血管減圧術(MVD)
(3)甲状腺手術
(4)鼓室形成術
(5)頸部リンパ節郭清術
(6)耳下腺手術
(7)脳外科手術(脳腫瘍,クリッピングなど)
(8)Awake Craniotomy

【2】整形外科領域の神経ブロックと術後鎮痛
(1)上  肢
A)肩関節手術
B)肘関節手術
C)上腕骨骨折
D)前腕の骨折,手の外科手術
E)鎖骨骨折
(2)下  肢
A)人工膝関節置換術(TKA/UKA)
B)人工股関節全置換術(THA)
C)大腿骨頸部・転子部骨折
D)大腿骨骨幹部骨折
E)膝蓋骨骨折
<コラム1> 大腿骨の手術を神経ブロック(±鎮静)
のみで行う場合の対応
F)膝関節(TKA以外)
G)下腿骨折
H)アキレス腱・足趾の手術
I)下肢切断術

【3】胸部手術の神経ブロックと術後鎮痛
(1)乳房切除術(鎮痛範囲 Th1-6)
(2)開胸手術(鎮痛範囲 Th3-8)

【4】腹部手術の神経ブロックと術後鎮痛
(1)肝臓切除術・胆嚢摘出術
(2)肝臓切除術(皮切が正中から左側まで達している場合)
(3)腎臓摘出術
(4)腹腔鏡下胃幽門側切除術,腹腔鏡下右半結腸切除術
(5)腹腔鏡下S状結腸切除術,婦人科腹腔鏡手術
(6)虫垂切除術
(7)右傍正中切開による開腹手術(虫垂切除術など)
(8)鼠径ヘルニア
(9)胃切除術(上腹部正中切開)
(10)泌尿器・婦人科開腹手術・外科手術(下腹部正中切開)
(11)泌尿器・婦人科開腹手術・外科手術(下腹部横切開)

第2章 末梢神経ブロック各論

【1】頭頸部のブロック
(1)浅頸神経叢ブロック(SCPB),深頸神経叢ブロック(DCPB)
(2)大後頭神経ブロック(GONB),眼窩上神経ブロック(SONB),小後頭神経ブロック(LONB)
<コラム2> 実際の手術におけるブロックの施行例
(3)半棘筋間ブロック(ISPB),頸多裂筋面ブロック(MCPB)
<コラム3> 実際の手術における ISP ブロックの施行例
<コラム4> Cervical ESP ブロック

【2】上顎神経ブロック(V2 block)と下顎神経ブロック(V3 block)
(1)上顎神経ブロック
(2)下顎神経ブロック

【3】気道(意識下挿管)の神経ブロック
<コラム5> 経鼻挿管の鼻腔前処置
(1)舌咽神経ブロック
<コラム6> 抜管後の声帯の動きを確認するときの応用
<コラム7> 意識下挿管は経鼻挿管か経口挿管か?
(2)上咽頭神経ブロック
(3)反回神経ブロック
<コラム8> 実際の症例におけるブロックの施行例

【4】腕神経叢ブロック(BPB)
(1)斜角筋間アプローチ
<コラム9> 3つ組の簡単な見つけ方
<コラム10> 神経ブロックで行う手術に鎮静は必要か:Bezold-
Jarisch 反射
(2)鎖骨上アプローチ
<コラム11> 肩関節鏡手術の思わぬ落とし穴
(3)鎖骨下アプローチ
<コラム12> Diaphragm-sparing nerve block
(4)腋窩アプローチ
(5)鎖骨胸筋筋膜面ブロック(CPB)

【5】前腕のブロックと Monitored Hand Surgery

【6】胸郭のブロック
(1)肋間神経ブロック(intercostal nerve block)
<コラム13> 本当は怖い肋間神経ブロック
(2)前鋸筋-肋間筋面ブロック/前鋸筋面ブロック(SIPB/SPB)
(3)胸筋神経ブロックⅠ/Ⅱ(PECS Ⅰ/Ⅱブロック)
(4)胸横筋膜面ブロック(TTPB)/傍胸骨肋間神経ブロック
(SPIPB/PSIB)

【7】傍脊椎ブロック(PVB)
<コラム14> 硬膜外麻酔が禁忌の患者に対して PVB を行った症例

【8】傍柱起立筋面ブロック(ESPB)と Modified ESPB ブロック
(1)傍柱起立筋面ブロック(ESP block)
<コラム15> TLIP ブロック(Thoracolumbar interfascial plane block)
(2)Modified ESP blocks

【9】腹部のブロック
(1)腹直筋鞘ブロック(RSB)
<コラム16> 実際の手術におけるブロックの施行例
(2)腹横筋膜面ブロック(TAP ブロック)
<コラム17> Rafi’s TAP ブロック(Complete TAP ブロック)/腰方形筋ブロック(QLB)
(3)TAPA ブロックと M-TAPA ブロック
(4)腸骨鼠径・腸骨下腹神経ブロック(IIIH ブロック)
<コラム18> 仙骨硬膜外ブロック

【10】下肢のブロック
(1)大腿神経ブロック(FNB)
<コラム19> 大腿神経が見えにくいときの対処法と,ブラインド法による大腿神経ブロック
(2)大腿三角ブロック(FT ブロック)と内転筋管ブロック(AC ブロック)
<コラム20> IPACK block と popliteal plexus block:TKA/UKA 鎮痛の新手法
(3)外側大腿皮神経ブロック(LFCNB)
<コラム21> 合併症の多い高齢者の大腿骨頸部骨折:神経ブロックによる手術
(4)腸骨筋膜下ブロック(FICB)
(5)閉鎖神経ブロック(ONB)
<コラム22> PENG ブロック
(6)坐骨神経ブロック(SNB)
<コラム23> TKA/UKA に対する末梢神経ブロック:選択的脛骨神経ブロック
(7)アンクルブロック

【11】腰神経叢ブロック(LPB)
<コラム24> 股関節手術の術後鎮痛:持続ブロックか IV-PCA か

【12】仙骨神経叢ブロック(SPB)と上臀神経ブロック(SGNB)
(1)仙骨神経叢ブロック
<コラム25> ブラインド法による仙骨神経叢ブロック:Labat 変法
(2)上臀神経ブロック(SGB)

第3章 神経ブロック総論

【1】抗凝固療法と末梢/中枢神経ブロックの禁忌
(1)中枢神経ブロック,深部末梢神経ブロックの禁忌
(2)抗凝固療法中の患者に対する中枢神経ブロック・深部末梢神経ブロック

【2】ブロック針とエコープローブの操作
(1)平行法と交差法
(2)エコープローブの持ち方と針・神経の描出の練習
Q&A
(3)穿刺前のプレスキャン
(4)ブロック針の先端を確認する方法

【3】薬剤の神経内注入と神経損傷
(1)神経内注入
(2)神経周膜周囲への局所麻酔薬注入はブロックの効果を増す
(3)神経障害の発生と対処
(4)Double Crush Syndrome(Double Lesion Neuropathy)
(5)局所麻酔薬の神経毒性

【4】末梢神経ブロックを行うタイミング
(1)全身麻酔併用で行う場合:神経ブロックを行う3つのタイミング
(2)神経ブロックのみで行う手術
Q&A

【5】神経刺激装置の併用
(1)神経刺激法の極性
(2)神経刺激法の刺激設定
(3)神経刺激法における神経内注入
(4)神経刺激が有効である神経ブロックと誘発される動き

【6】神経ブロックに使用する薬剤
(1)われわれの施設で用いている薬剤(中学生以上)
Q&A
(2)われわれの施設で用いている薬剤(小児)
(3)IV-PCA
Q&A
(4)ステロイドの添加

【7】局所麻酔薬中毒と Lipid Rescue™ Resuscitation
(1)局所麻酔中毒の概念
(2)局所麻酔薬の極量
(3)局所麻酔薬中毒の症状
(4)痙攣の対処方法
(5)脂肪製剤の投与方法
(6)ASRA 局所麻酔薬中毒治療のチェックリスト

【8】末梢神経ブロックの実際
(1)われわれの施設で採用しているブロック針
(2)介助者がいる場合の施術
(3)一人で行う場合の施術
Q&A

【9】持続末梢神経ブロックにおけるカテーテル留置
(1)持続末梢神経ブロックに用いるカテーテル
(2)持続ブロックの方法
(3)カテーテルの固定
(4)カテーテル挿入の介助
(5)一人でカテーテルを留置する場合

文献

書籍の出版事業譲渡のお知らせ

このたび真興交易株式会社医書出版部の一部書籍の出版事業は、令和 5年5月1日をもちまして、株式会社シービーアールに譲渡いたしました。
長年にわたり賜りましたご愛顧、ご厚情に対しまして、誠にありがたく心より御礼申し上げます。
同事業部門従業員一同、新たな体制で皆様のご要望にお応えしていく所存で ございますので、なにとぞ倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
なお、今後の各定期購読誌、書籍のお申し込みは、下記の事業譲渡会社にお願い致します。

【事業譲渡会社】
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