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歯の再生
歯の発生生物学から歯の再生研究まで
[ 基礎医学 ]
A 5 判・272 頁・定価 (本体 5,800 円+税) 2006 年 12 月
ISBN: 978-4-88003-778-3
抜けた歯の代わりに患者自身の組織から歯を成長させて使おうという試み, 幹細胞生物学と組織工学の融合の進展について様々な知見を紹介. 臓器ができるという複雑なプロセスをたどり発生学, 材料学, 細胞工学などの学問領域が結実した成果を紹介.
〈主な目次〉
序 現実味をおびる「歯の再生」
第1章 歯の発生
1. 歯の発生初期と歯胚形成の分子機構
2. 歯冠形成と咬頭形成の分子機構
3. 歯根形成の分子機構
第2章 歯にかかわる細胞
1. 神経堤細胞と歯の器官形成
2. 歯胚上皮系細胞
3. 歯髄細胞の特性と分化能
4. 歯小嚢細胞の発生機構
5. 歯根膜細胞
6. 間葉系幹細胞
第3章 歯の基質形成機構
1. エナメル質
2. 象牙質
3. 歯周組織
4. 歯根形成におけるIGF-Iの調節機構
第4章 歯の再生
1. 組織工学的手法による歯の再生
2. 歯の再生における担体の役割
3. 培養歯胚細胞を用いた歯の再生
4. アグリゲーション法を用いた歯の再生
5. 歯性間葉組織の性質を知るためのリアグリゲーション法
6. 幹細胞と組織を組み合わせた歯の再生
7. 歯髄幹細胞による象牙質・歯髄再生
8. セメント質の発生・再生機構
9. シート技術を用いた歯周組織再生
第5章
口腔領域の再生医学
1. 間葉系幹細胞による骨の再生医療
2. 培養骨膜シートによる歯槽骨再生
3. 唾液腺の再生